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Oracle TimesTen In-Memory Databaseアーキテクチャ概要
リリース6.0
B25763-01
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オプティマイザ計画

多くのデータベース・オプティマイザと同様に、TimesTen問合せオプティマイザは最も効率的なSQL処理方法の詳細を実行計画に保存します。アプリケーション開発者と管理者は、実行計画を確認してカスタマイズできます。

実行計画のデータは、TimesTenのSYS.PLAN表に保存され、アクセスする表とその順序、結合する表、使用する索引に関する情報を含みます。ユーザーは問合せオプティマイザに指示して、SYS.PLAN表での実行計画の作成を有効または無効にできます。これを行うには、ttOptSetFlag()プロシージャのGenPlanオプティマイザ・フラグを設定します。

実行計画は、実行するデータベース処理ごとに個別の手順を指定して、問合せを実行します。計画内の手順は複数のレベルに編成されます。レベルでは、次のレベルの1つ以上の手順で必要となる結果を生成するために完了する必要がある手順を指定します。

たとえば、次の問合せのために、オプティマイザは実行計画を準備します。

SELECT COUNT(*) 
FROM T1, T2, T3 
WHERE T3.B/T1.B > 1 
AND T2.B <> 0 
AND T1.A = -T2.A 
AND T2.A = T3.A 
 

この例では、図6.5に示すように、オプティマイザは問合せを個別の操作に分解し、3つのレベルで実行される5つの手順を生成します。

図6.5 実行計画の例